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蓄膿症とは?
なんと、日本人の約80%は蓄膿症(副鼻腔炎)の予備軍であると言われています。蓄膿症を発症している人だけで毎年1000万人程度といわれており、私たちはいつ蓄膿症になってもおかしくないような状態にいるのです。
蓄膿症は鼻の病気として知られていますが、厳密に医学的な解説をすると「蓄膿症というのは別の部位の病気を指している」のです。本来は胸腔、子宮、虫垂、髄膜、関節、胆嚢などがそれにあたり、それぞれの体の空洞(体腔)に膿が溜まっている状態を蓄膿症と言います。蓄膿症・・・つまり、膿が蓄積する症状・・・というわけですね。そういった意味合いがありますので、私たちが普段鼻の病気として呼んでいる蓄膿症は、「慢性的な副鼻腔炎」のことだけを示しています。急性のものは蓄膿症とは言いません。
なお、虫垂に炎症が起こってしまっている蓄膿症を虫垂炎(ちゅうすいえん)といいます。虫垂は盲腸から出ている器官であるため、以前は盲腸の疾患と勘違いされていた事もあったそうです。胸腔に起こる蓄膿症は膿胸(のうきょう)と呼ばれ、膿胸は全身性の外傷や敗血症などが原因になります。発熱や胸痛を起こし、治療には外科手術が必要です。胸を開き、膿を除去したり胸腔を洗浄するため、一般的に重症な病気と言われています。また、子宮腔内に膿が溜まって排出されない状態など、子宮に起こる蓄膿症を子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)といいます。これは人間にはあまり縁のない病気で、犬や牛などに発症することが多い病気です。
これまで説明してきた蓄膿症は、元々体の中にある空洞(体腔)へ膿が溜まってしまう状態のことを指していめす。したがって、化膿性炎症により膿で満たされた空洞が新しく形成される膿瘍(のうよう)とは別の症状として区別されています。
【蓄膿症の補足】
当サイト「蓄膿症.com」では、鼻の病気としての蓄膿症を専門的に解説しています。上記のように、蓄膿症とは必ずしも鼻の病気だけとは限りませんが、あくまで当サイトでは「鼻の病気としての蓄膿症」を扱います。
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